『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』上映会

私は今年4月から月1回、防災の勉強会に参加しています。
某大学の先生にお声がけいただき、『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』の上映会に行ってきました。



「生きる」は2011年3月11日に起こった東日本大震災で、宮城県石巻市の大川小学校は津波にのまれ、全校児童の7割に相当する74人の児童(うち4人は未だ行方不明)と10人の教職員が亡くなりました。
地震発生から津波が学校に到達するまで約51分、避難に十分な時間的余裕があるタイミングで、津波が到来するという情報も入っていた、にもかかわらず、何故子どもたちは亡くなったのか・・・。
その真実を追究する者たちの奮闘の記録です。


当日は、寺田監督、遺族の紫桃ご夫妻も会場にいらっしゃり、上映後、監督からの質問に対しご夫妻が回答するトークショーもありました。
今回は静岡県司法書士会が主催、お誘いいただいた先生が、監督、司法書士会の方ともお知り合いということで、特別に懇親会にも参加させていただきました。
寺田監督、紫桃ご夫妻とも直接お話することができ、色々と質問をさせていただきました。
約10年間に渡る記録を今回の内容に編集した監督の想い、映画の中では伝えきれない真実、本当に考えさせられる内容でした。
特に紫桃さんの奥様の言葉一つひとつに重みがあり、奥様に「本当に言葉一つ一つが胸にささります」とお伝えしたところ、「昔も今も発言内容は変わっていないんですよ。飾った言葉も言えない、私は素直に気持ちを伝えているだけですよ」とのこと。
だからこそ、言葉に重みがあるんだと改めて実感しました。

『生きる』の上映会は全国で開催されます。
今回のように寺田監督、ご遺族の方とも直接会える可能性があります。お近くで上映会が開催されるようでしたら、是非参加されることをお勧めいたします。