「備えは今から―御前崎の防災講演会に参加して」

静岡県御前崎市には「特定非営利活動法人御前崎災害支援ネットワーク」という防災組織があります。
会員は御前崎市以外の方、県外の方もいらっしゃるそうです。
今回はこちらの防災講演会に参加してきました。
講師のお二人は、私が尊敬する「永野海弁護士」と「小村隆史先生」です。
会場いっぱいの参加者、知った顔もちらほら。遠方では東京からお越しの方もおり、浜岡原発を抱える地域柄もあってか、防災意識の高さを改めて感じました。
第一部では20万分の1の日本地図を広げての講義が行われるとのことで、開始前に会場設営のお手伝いをしました。
過去に地震が起きた場所をなかなかすぐに探せず、自分の知識不足を痛感しました。
席が自由席だったため一番前のテーブルに座ったところ、永野先生から「今回、静岡市から高校生が参加しているので、保護者として隣に座ってあげてください」と声をかけていただき、急きょ席を移動しました。
その高校3年生の女子生徒さんは法学部への進学を控え、弁護士を目指しているとのこと。
防災に関心を持ち、永野先生に直接連絡を取ってこの講演会を知ったということで、その行動力には心から感服しました。
グループワークでの発言も大変しっかりとしており、素敵な出会いに感謝です。
第一部は20万分の1の地図を使った実践的な解説で、参加者の皆さんは熱心に聞き入り、質問も活発に交わされました。
国や学校では教えてもらえない大切な知識がある、ということを改めて実感しました。この知識をいかに多くの方へ届けていくか、という課題の大きさも感じました。
第二部は「被災後の生活再建に必要な知識」がテーマで、ハサミとのりを使いながら「被災者生活再建カード」を作成し、どのような補助金等が受けられるかを学びました。
何度かこの研修を受けているにもかかわらず、説明なしでは対応できない箇所があり、継続的な学習の必要性を改めて感じました。
今回の研修では、第一部で震災前に個人や町内会としてやるべきこと・できることを、第二部で震災後に必要な知識を体系的に学ぶことができました。
被災後に分厚い書類を渡されて、高齢者の方が一人でご自身の申請手続きを進められるか――現実には難しいでしょう。
永野先生は現在も毎月能登に入り、被災者支援を続けていらっしゃるとのことで、ようやく災害公営住宅への入居が見えてきた段階だそうです。
南海トラフ地震が来るまでに、いかに自助の力を高め、正しい知識を身につけ、実践につなげられるか。誤った情報に惑わされず、自分自身が動けるよう、今からできる準備を積み重ねていきたいと思いました。