あうんの呼吸

今日は静岡市内、静岡浅間神社と臨済寺を仲間とウォーキングしました。静岡浅間神社は徳川家康が今川家の人質時代に元服式を行った場所として知られています。ちょうど徳川家の家紋である「三つ葉葵」のデザインの元になっている植物「二葉葵」が展示されていて宮司さんから色々とお話を伺うことができました。 臨済寺は今川家のもとで少年時代を過ごした徳川家康が、太原雪斎から武将となるための英才教育を受けていた場所でもあり、家康が使用したと言われている机も残っています。残念ながら見ることはできませんでしたが、仲間の数名は見たことがあるそうです。 臨済寺の門には立派な「仁王像」があります。片方が阿形(あぎょう)」、もう片方が「吽形(うんぎょう)」として表現されています。阿形は口を開けて「あ」を発する姿、吽形は口を閉じて「うん」を発する姿で、仏教では「阿」は物事の始まり、「吽」は物事の終わりを意味し、両者が一体となり、生命の循環や宇宙の調和を表しているとされています。 臨済寺の仁王像の口の形、確かに違います。今まで口に注目して見ていませんでした。さらに、「阿吽の呼吸」がここからきていると仲間から聞き・・。「知らなかったの?」「はい、知りませんでした。」少しだけ賢くなった一日でした。