想定を超えてきた4週間。実習という言葉が追いつかなかった最終発表会
昨日、東京国際工科専門職大学の実習生による最終成果発表会が行われました。正直に言えば、「発表会」という言葉から想像していた景色を、良い意味で完全に裏切られる時間でした。
4週間という限られた期間。
その集大成として学生たちが示したのは、 学生の成果発表ではなく、実務の現場で通用する思考と提案そのものでした。
発表は3名それぞれが担当テーマを持ち、段階的に進みました。
まずは、助成金リサーチ業務のAI化。
次に、AIを用いた法改正情報のリサーチ手法の構築。
そして最後は、チャットボット型AIによる労務相談の検証と、AIを使った継続的な進化・改良の提案です。


どの発表にも共通していたのは、
「作って終わり」ではなく、「業務に実装するには何が必要か」まで踏み込んでいたこと。
業務の前提条件を整理し、
課題とリスクを洗い出し、
ハルシネーションへの配慮や人間の判断が介在すべきポイントを明確にしたうえで、
成果物をどう使い、どう育てていくかまで語られていました。「実装」「リスク」「判断領域」
学生の口から自然に出てくるその言葉一つひとつに、会場の空気が変わっていくのを感じました。
立ち会われた三宅教授からは、
「この実習プログラムに参加させて本当によかった」
「学生の吸収力の速さは驚異的で、大学のカリキュラム自体を見直す必要性を強く感じた」
という言葉がありました。
学生たちの論理的思考力、領域の切り分け方、整理の仕方。どれもが非常に洗練されており、 学生だからという前置きが不要なレベルに達していたのは間違いありません。
藤田CEOの「感動した」という一言が、 この発表会のすべてを物語っていたように思います。
学びとしてのAIが、実務のAIへと自然につながる。
AIを学ぶ理系の学生と、AIで業務そのものを再設計しようとするHALZ。
この親和性の高さが、ここまでのアウトプットを生んだのだと強く実感しました。
今回の実習を通じて、HALZとしても、
東京国際工科専門職大学との連携の可能性をあらためて強く感じています。実務の現場でこそ深まる学びがあり、 学びの視点があるからこそ、実務が進化する。
この相互作用は、今後も継続的に育てていくべき価値ある関係性だと感じています。
今後は、東京国際工科専門職大学とさらに連携を深めながら、 継続的な実習生の受入や、より実践的なプログラムづくりにも取り組んでいきたいと考えています。
4週間の実習は、確かにここで一区切りです。
しかしこの発表会は、終わりではなく、 これからの仕事とAIの関係性、そして産学連携の新しい形の始まりを感じさせる時間でした。
実習という枠を、軽々と超えてきた学生たちに、 そしてこの機会をともにつくってくださった東京国際工科専門職大学の皆さまに
心からの敬意と感謝を込めて。

