在宅で積極的治療を望む家族の想い

あわーず東京八王子訪問看護リハビリステーションです。 先日お亡くなりになった利用者さんのお宅にご挨拶に行ってきました。 この利用者さんは癌の末期状態で在宅療養を希望して帰ってきましたが、治療を諦めた訳ではありませんでした。 数年前に喉頭癌の手術を行い声が出せない状態になり、昨年ほかの部位にも癌が見つかりました。 コロナ渦で面会禁止の状況、声が出せないため奥様がいないと不安な状況もあり在宅での治療を希望しました。   奥様が在宅介護を行う中で悩んでいたのが、なぜ最後まで病気と戦いたいのに在宅ではそれができないの?ということでした。   今回の問題として ・在宅での看取り=積極的な治療はしないと勘違いされている。 ・在宅での抗癌剤治療、輸血がやってもらえない。 ・通院するにも身体的・精神的負担が大きい ・病院なら入院保険も出るのに、在宅だと保険も補償されていない。 ・サポート体制を充実させようとすれば自費が発生してしまう。 在宅で治療を継続しようと考えた時、これらは現在の在宅医療では大きな壁です。   在宅で病院と同じように治療ができ、介護者の負担が軽減できればもっと在宅での治療を希望する人が増えると思います。 もちろん現実的に厳しい問題は多々あります。しかし出来る事もあるのではないでしょうか。 もっと在宅介護をする人達の負担が軽減され、本人・ご家族の希望が叶えられるような制度、環境が整備されていくことを切に願います。 今回関わる中でスタッフ一同終末期在宅医療について色々考えさせられました。 利用者さん・奥様に心より感謝申し上げます。